ゴミの行方
海岸を散策していると、遠い異国の地から海流に乗って流れ着く『外国のゴミ』と出会うことがあります。
「このゴミは、いったい何処からやって来たのか。」と想像するのも、ビーチコーミングの楽しみ方のひとつです。
では、日本の海岸から捨てられた『日本のゴミ』は、波に揺られながらいったい何処の国へ流れ着くのでしょうか?
ビーチコーミングが盛んになる一方で、海岸のゴミは増え続け深刻な問題になっています。
日本の海岸へ打ち寄せられるゴミの量は、1年間に約15万トンと言われています。海岸の中には、ゴミが1メートル以上堆積している所もあるそうです。
近年、漂着物の分類や解析を行なって、効果的な清掃や処理手法が検討されていますが、その大量のゴミが、いったい何処で捨てられ・何処から来るのか、詳しい場所の特定はされていません。
同じように、日本で捨てられたゴミの行方も分からないのです。それは、何気なく捨てられたゴミが、私たちの気付かない遠い異国の美しい海岸を汚していることを示しています。 海の環境問題は、自分の国だけではなく地球全体の問題なのです。
「目の前に見える一つのゴミを拾う。」私たちに出来ることは、ほんの小さなことかもしれません。 でもそれが、海のことを考える大切なきっかけになると思います。
ビーチグラスや貝殻を探している時、ゴミを見つけたら一緒に拾って帰りましょう。
小さな心がけが、海を守る初めの一歩です。

